一般的に通販/EC事業は横に長い組織形態で、多様な部門が存在します。商品開発・ツール制作・販売促進・経営企画・システム・バックオフィス…会社として事業を推進していくには、異なる役割をもった部署間の連携が何より重要です。

各部が協力し合って、一枚岩の組織として前進できるよう、さまざまな取り組みを実施してきたハーブ健康本舗。全社員で事業の進捗を追う経営企画発表会や、複数部門の代表者が集まって方針を決めるマーケティング戦略会議は、連携力強化を目指す会社の特長が色濃く表れた事例です。
ここ数年で定期開催している業績報告会も、連携力強化を目指す会社の取り組みのひとつ。経営企画部門にて運用している全社員参加型の会議は、どういう目的・想いで開催されているのでしょうか?

業績報告会の様子を写真で紹介しつつ、運用部門である経営企画・瓜生にインタビューし、報告会を定期開催するに至った経緯や、全社員参加型にした狙いについて聞いてみました。
業績報告会とは?全社員参加型の会議に密着
ハーブ健康本舗で実施している全社員参加の会議「業績報告会」。2026年1月、新年最初に実施された報告会の様子を撮影しましたので、写真とともにご紹介します。

朝一、5階のカフェスペースへ集結する部署責任者の面々。業績報告会は全社員参加型の会議体です。スペースの都合上5階に集まるのは責任者のみとし、会議の様子はWeb会議ツールを通じて、タイムリーに全社員へと配信されます。

経営企画の進行のもと、いよいよ業績報告会がスタート。主なトピックは以下の通りです。
・会社全体の目標に対しての進捗、今後の課題
・各事業における進捗や、今後の課題
・課題を解消するための具体的な施策

今期を第1クオーター(2025年11月〜2026年1月)と第2クオーター(2026年2月〜2026年4月)に分けて、目標に対する実績がどの程度で着地しそうなのか、現状の予測が発表されました。昨年11月に実施した経営計画発表会の内容にも言及しつつ、会社全体→各事業へと順を追って説明がなされます。

現状の進捗は数値をもとにありのままを伝え、現状のよい点・課題となる点が詳細に共有されます。部署ごとの日々の取り組み・新規企画の挑戦の話題にも触れ、進捗とともに紹介しながら、ポジティブに発表されていたのが印象的でした。

現状の課題に対いてどのように行動を変えていくのか、今後の方針や具体的な改善策も説明されます。どのような商品・プロモーションを、どのタイミングで打ち出すのか。新しい打ち手の話はもちろん、現在実施中の施策も、優先度を見直して拡大するのか、縮小するのか…中長期的な視点で経営方針に触れられていました。

数値の報告後は、今後の目標達成に向けて大切にしたい考え方について発表がありました。昨年実施された経営計画発表会でも登場したキーワード「考動力」をはじめ、行動指針として念頭に置くべきポイントを、改めて全社員で振り返ります。

報告会のラストでは、代表の永松から総括として、「売れ続ける商品・サービスはありません。お客さまのニーズがどう移り変わっているのかを読み取り、提供する価値を適切に変えていきましょう!」とのメッセージが伝えられました。

変化を恐れず柔軟に対応する。中長期的に成長し続ける会社になろうと前向きな気持ちをシェアして、この日の業績報告会はお開きとなりました。

参加したメンバーに生じた変化とは?業績報告会 発足の経緯や運用者の想い
全社員が集合する業績報告会。どのような経緯でスタートし、どのような想いで運用しているのでしょうか?運用部門の経営企画に所属する瓜生に聞いてみました。

経営企画 瓜生
2018年10月に入社。経営企画として、会社の重要指標であるKPIの設定や各部の結果目標設定、部署の状況をヒアリングしながら運営のサポートを担当。
- 会社全体の動きを全社員向けに共有する、いわゆる情報の透明化の動きが活発なハーブ健康本舗。そもそもなぜ全社員向けに共有をしているのでしょうか?
瓜生
所属している部署の取り組みや自身の担当範囲の仕事が、会社の大きな目標を着実に一歩進める力になっていると実感できれば、おのずと仕事のモチベーションが上がります。会社のことを自分事で捉え、事業の進捗を知ることで、自分の仕事におけるやりがいを見つけてほしいとの想いから、経営企画発表会で全社向けに情報発信・共有を行ってきました。
前期の振り返りや今期の方針は経営企画発表会で把握できますが、期中の進捗や運用方針の急な変更は、会社のタイムリーな動きを共有する場がありませんでした。期の途中にも目標に対する進捗を全社向けに報告しようと、プロジェクトとして立ち上がったのが、業績報告会の前段です。

最初の報告は2021年で、当時は全社会議の形式ではなく、発表内容を動画形式で部署責任者に配信し、各部でメンバーに共有してもらっていたんです。
2023年12月には「KPI実績報告会」という名称で、責任者向けに開催していた内容を全社員向けにリニューアルし、本格的に月次の報告会として運用を開始しました。1ヶ月間で変化することが少なく、発表に向けて全社員の時間をもらうことも考慮して、現在は3ヶ月に1回の開催で運用しています。
- 実際に業績報告会に参加して、情報の密度が高くビックリしました!準備するのも大変なのではないかと想像しています。

瓜生
報告会当日までは多少慌ただしく準備しています(笑)。月初のKPI実績から経営会議での議論内容まで、事業の動きがわかる情報を片っ端から調べ、詰めこんで整理するのが主な準備です。期の途中で入社した方もいらっしゃるので、どの立場の方が聴講しても各部署・各事業の動きがしっかり伝わるよう意識しながら、発表内容を精査しています。
経営企画は比較的どの部署の会議にも顔を出すため、事業の専門的な内容に言及されてもついていけますが、他の部署はそうではありません。普段聞き慣れないトピックスが出てきても大丈夫なように、重要なポイントに絞ったり、話す順番を整理したりと、情報の出し方には常に気を付けています。

また、あまりにも急展開すぎるとついていけなくなるため、前回話した時点からどういう経緯で現在に至るのか、連続性を意識して経緯を丁寧に説明するのも、心がけているポイントのひとつです。
- 聞く人の立場を考え、業績報告会の時間を有意義にすべく細やかな配慮を欠かさない瓜生さん。業績報告会を続けてきて、何か変化はありましたか?

瓜生
会社の方向性と社員の意識が揃ってきていると実感しています。実は業績報告会を実施した後、必ず社内アンケートをとるようにしているんです。報告会の理解度や今後の仕事に生かせそうな内容があったかなどをアンケートで回答してもらっていると、会を重ねるごとにコメントの質が変化しているように感じます。
報告会で示した会社の方針を受け止め、日々の仕事でどう行動変化を起こすのか。ただ把握するだけでなく、会社の方針を自分の仕事にどう生かすか、自発的に考えている前向きなコメントが届くと、報告会をやり続けてよかったと心から思えます。少しでもはたらく上でのモチベーションアップにつなげてくれる人が増えれば嬉しい限りです。

役職を問わず、全社員がもっと自然に、会社の実績について会話できる環境が整うとよいなと感じています。会社の動きを知り、会社全体を俯瞰してみることができれば、それぞれの部署が会社のどの実績に深く関係しているのかを把握できるのはもちろん、全体最適の視点でいまやるべきことを判断できます。
全員が全体最適の視点をもち、仕事の判断における明確な根拠をもって話ができる。組織としてもう一段成長できるよう、経営企画としてやれることを引き続き尽力していきます。

日々の仕事が会社の推進力に!メンバーがひとつになるための業績報告会
目標に対する会社全体の進捗や、事業ごとのタイムリーな動きを全社員向けに共有する業績報告会。定期的に会社の動きを全員でシェアして、自分の仕事が会社の成果につながっているのだと実感する場として、定期的に開催しています。
運用部門である経営企画・瓜生のインタビューより、仕事の担当や社歴が異なるメンバー全員が同じ情報を共有し、前向きな気持ちではたらけるよう、舞台裏では綿密な準備が進められていることがわかりました。

組織としての成長は、所属するメンバーの成長でもあります。ただ日々仕事をこなすだけでなく、自分の取り組みが会社の推進力となっている現状を実感できる環境づくりを、引き続き会社全体で進めていく所存です。中長期目標200億円の達成に向け、メンバー一丸となって頑張ります!
2026.2.19

著者:住吉
2012年にハーブ健康本舗へ入社、以後10年近く社員として在籍。2022年2月より独立し、現在は外部の立場からハーブ健康本舗を見つめ、ブログを通じて情報発信をしている。


