2025年から本格的に新卒採用を強化しているハーブ健康本舗。

3月にはオンライン説明会、9月には学生向けのインターンシップを開催し、学生の皆さまとお会いする機会が増えてきました。

そして10月18日。貴重なご縁をいただき、ハーブ健康本舗の代表・永松が、九州大学で開講している講義にゲスト講師として参加!現役学生の皆さまに向けてお話をさせていただきました。

2025年10月18日・19日の2日間にわたり、九州大学 伊都キャンパスで開催された講義「キャリアのための自己探求学」。当日の様子を写真とともに振り返りつつ、永松が未来ある若者に伝えたメッセージをご紹介します。

ハーブ健康本舗の代表・永松がゲスト講師に!九州大学で開講された「キャリアのための自己探求学」

ハーブ健康本舗の事務所がある福岡県にて、“総合知で社会変革を牽引する大学”を目指し、さまざまな分野のスペシャリストを輩出している九州大学。主体的かつ体系的に学びを深められるよう、学生向けに多様な授業・講義が用意されています。

※専門領域の枠を飛び越え、多様な分野の知識・知見を集結させることで、社会に変革をもたらす新たな価値を創造する力のこと。

学年ごとに履修する教養科目や、各分野のスペシャリストを育む専門科目のほか、所属学部・学年を問わず参加できるオープンな講義も実施されています。そのひとつが、2025年10月18日・19日の2日間にわたり開講された「キャリアのための自己探求学」です。

>>講義・イベント情報「キャリアのための自己探求学」

九州大学 伊都キャンパスで開催された本講義は、自分が進むべきキャリアを探求するための講義です。先行きが不透明な時代、目先の就職活動だけにとらわれず、人生が豊かになるような理想のキャリアを実現するには、何を考え、どう行動するべきなのか

まずは自分自身の内面と向き合うことからスタートし、自身を取り巻く社会・環境の変化に目を向けたり、多様な人々の価値観に触れたりすることで、自分が本当にやりたいこと・取り組みたい課題を見つけるのが狙いです。

成人発達理論に基づくアプローチ手法をベースに構成されている本講義。参加した学生にはライフチャートシートが配布されました。

2日間のプログラムで自身のこれまでの人生で培った価値観を振り返ったり、ゲスト講師の話を聞きながら新たな価値観に触れたり…この2日間で感じたこと・考えたことをもとに、ライフチャートシートを埋めながら、参加者それぞれが、自身の人生設計に向き合う時間となりました。

セールスとは何か…社会人時代に上司から学んだ、モノを売る上で大切なこと

「キャリアのための自己探求学」にゲスト講師として参加した、ハーブ健康本舗の代表・永松。サポート役の人事部メンバーとともに、九州大学伊都キャンパスへやってきました。

講義室をのぞくと、すでに多くの学生の皆さまが着席されていました。

学部生から院生まで、所属している学部・研究室も異なる70名近くの皆さまが、当日講義を聴講するために参加されたとのこと。改めて、未来を担う皆さまの前でお話ができる貴重な機会をいただいたと実感します。

ファシリテーターの方からご紹介を受け、講義がスタート。自己紹介もそこそこに、質疑応答形式で、永松の人となりや経営者としてのエピソードをお話する流れに。

実は本講義では、専用のアンケートフォームが別途準備されており、聴講している学生の皆さまは好きなタイミングで質問をすることが可能です。講義の最中にいただいた質問に対して、その都度ライブ形式でお答えさせていただきました。

さまざまな質問が飛び交っていた本講義。前のめりで吸収しようという、学生の皆さまの前向きな姿勢が印象的でした。

「どのような子ども時代を過ごしたんですか?」
「人生初めてのアルバイトの経験は?」
「就職活動の際、軸に決めていたことはありますか?」
「起業を決断した理由は?」
「会社経営をしていく中でどのようなトラブルがあった?」

幼少期の話から新卒時代、起業するにいたった経緯から会社成長期のエピソードまで…講義の短い時間の中でたくさんの質問が寄せられました。

「そんなことまで…」というような質問にも、一つひとつ丁寧に回答していく永松。古参の会社メンバーすら知らないような話も飛び出し、会場は盛り上がりました。

印象的だったのが、永松が社会人なりたての頃のエピソード。

永松
営業職だったのですが、入社式が終わって早々に名刺と鞄を渡され、「取引先の名刺を、とりあえず60枚もらってこい!」と言われ、外周りに駆り出される…なんてこともありました。右も左もわからない状態で、当然セールスがうまくいくはずありません。それでもなんとか成果を出そうと足搔いていました。

モノを売る難しさを痛感していた矢先、当時の上司から「人と人との信頼関係がないところでモノは売れない」というアドバイスをもらったのを、いまでもよく覚えています。売りたい!という気持ちだけでは売れない。相手との信頼関係を構築した上で、はじめてビジネスが成立する。当時の私には、目からうろこの話でした。

アドバイスをもらって以降は、取引先とのコミュニケーションをとにかく重視して、モノを売るのではなく信頼を得るために、あちこち動き回りました。その後転職や独立を経験していく中で、自身の状況は変わっても、人と人との信頼関係を構築していく大切さは変わらずずっと意識しています。

自身の体験を通じて、ビジネスにおけるコミュニケーションの重要性を語る永松。

ハーブ健康本舗を創業した1998年よりさらに以前、新社会人として奮闘する永松にアドバイスした上司の一言が、経営者としての永松を支えているのだと感じたエピソードでした。

90分の講義はあっという間。最後にいただいた「いま、しあわせですか?」という質問に対して永松が回答し、講義は終了となりました。

永松
幸せですね。楽しいことばかりではないですが、自分がやろうと思ったことで生活ができているし、何より100人近い社員が私の思いに共感してついてきてくれる。ありがたいことだと感じています。

ハーブ健康本舗が中長期的に成長できるように、私がいなくても持続的に前進できるように、制度・研修の見直しをはじめ、会社の仕組みづくりを進めています。ただ売り上げを上げるだけなのは退屈ですから、ハーブ健康本舗を長く愛されるグループ企業として、中長期的に成長・発展させていきたいです。

やりたいことを見つけ、理想のキャリアを実現する…代表が伝えたかった、次世代につなぐメッセージ

お客さまの美と健康を創造し、毎日を楽しく、ずっと美しく健康でいられる社会を実現しようと日々奮闘するハーブ健康本舗。

会社がさらに成長し、より多くのお客さまにアプローチできるよう、組織体制のさらなるパワーアップは必要不可欠です。今回の九州大学での講義は、未来をともにつくっていく次世代の皆さまに直接想いを届けられた、貴重な時間となりました。

記事の締めに、講義中に永松がお伝えした「未来ある若者へのメッセージ」をご紹介したいと思います。将来自分がどうなりたいのか、どんな仕事に就けばよいのか…あなたがもしお悩みでしたら、このメッセージが一助となれば幸いです。

永松
何事も好きなことというのは、ストレスなく本気で打ち込めます。自分が好きなこと、熱中できることを深堀して考え、やるべきことを見つけていち早く行動に移せた方が有利です。進むべき分野の勉強にガッツリと取り組めるよう、20代のうちに何を仕事にして生きていくのか、決められるのが理想だと思います。

好きなことに加えて、得意なことをみつけるのも大事なことです。当社の社員を見ていても、何でも完璧にできる人はほとんどいません。自分の強みが何なのかを把握し、そこにニーズがあって、かつ市場の拡大性が見込める分野であれば、それは仕事として成功します。

とはいえ、一生を捧げる仕事を見つけるのは本当に難しいです。自分が熱中できることを見つけるためには、未経験の分野でもとにかくまずは飛び込み、挑戦してみるしかないと思います。もし失敗しても、冷静に状況を把握してすぐに軌道修正すれば何も怖くありません。失敗のリスクを小さくして、経験から学びを得ていくことを大切にしてほしいです。

2025.11.12

著者:住吉
2012年にハーブ健康本舗へ入社、以後10年近く社員として在籍。2022年2月より独立し、現在は外部の立場からハーブ健康本舗を見つめ、ブログを通じて情報発信をしている。