2016年より海外市場での販売を開始したハーブ健康本舗。本格的な海外への進出から、今年でちょうど10年を迎えます。
ハーブ健康本舗をグローバルブランドへと成長させるべく、商品開発や新規販促のテスト、諸外国への販路拡大などさまざまな取り組みを進めてきました。
特に伸びしろが大きいのが中国市場。2023年には、世界三大化粧品展示会のひとつである中国美容博覧会(CBE)に出展!規模が大きく未知数の可能性を秘めた市場で飛躍的な成長を遂げるべく、新たな挑戦を続けながらブランド拡大に注力しています。

国内事業とは異なるフィールドで、新たな挑戦を続けるハーブ健康本舗。海外事業の最前線で活躍するメンバーに、海外への出張をはじめ、日々の仕事内容や仕事観を聞いてみました。

海外事業 北前
2025年2月に入社。会社のグローバル化を加速すべく、海外事業の部長としてチームを牽引。各国販路の最適化と事業拡大に向けた体制構築に邁進している。

海外事業 何桜
2020年7月に入社。海外事業で中国でのSNS販促を担当している。加えて、プロモーション・商品開発・法規対応と、幅広く仕事をこなす。

海外事業 山下
2023年5月に入社。海外事業の中でも直販領域全般を担当。中国のECショッピングモール内にあるハーブ健康本舗の旗艦店を運用している。
現地へ足を運び、お客さまを知る。海外展開を進める仕事内容と出張での心得
― ハーブ健康本舗ブランドを世界規模にすべく躍進を続ける海外事業部門の皆さん。部署の体制や日々の仕事内容について、ぜひお伺いしたいです。

北前
海外事業部門は現在11人体制で、販路により担当を分けています。海外事業のミッションは、メイド・イン・ジャパンかつ圧倒的な体感をもつハーブ健康本舗の商品を提供することで、世界中の人々を笑顔にすることです。そのために「日本一 越境※1に詳しい会社になる」ことをスローガンに掲げ、日々事業を推進しています。
※1 「越境EC」の意。インターネットを利用した通信販売の形態で、国境を超えて商品の売買を行うことを指す。
私は部長として、海外事業部門全体の実績を管理しています。それぞれの販路や販売プラットフォームの運営は各担当者に任せて、私自身は事業部の責任者として、またブランドの顔役として各所を動き回る日々です。ハーブ健康本舗の海外展開を加速できるよう、フットワーク軽めに、スピーディーに動くよう心がけています。

― 現場をメンバーに任せて、リーダーとしての責務を全うされているのですね。何桜さん・山下さんは、普段どのような仕事をしているのですか?
何桜
ECモール以外での広告運用が、私の業務担当です。費用対効果を管理し、中国版TikTokである「抖音(ドウイン)」をはじめ、ハーブ健康本舗のSNS 公式アカウントからユーザー向けに情報を発信しています。SNS運用を通して、いま中国で何がトレンドなのかをいち早くつかみ、新たなジャンルの商品開発に活かすのも大切な仕事です。

その他、海外事業ならではの特殊な業務もあります。たとえば、巷に流出している模造品の注意喚起や啓蒙活動、販売するプラットフォーム上での市場調査などです。日本市場と違い、販売における規定が急に変わることも珍しくないため、社内の法務部門と連携しながら契約関係の対応をすることもあります。
山下
中国での販促を成功させるにあたり、情報の正確かつ最速でのキャッチアップは必要不可欠です。最新のトレンドをキャッチする力は何桜さんが本当に素晴らしくて、頭が上がりません。中国語の言葉のニュアンスを掴んだ上での解釈をしてくれるので、獲得する情報の精度が高く、クリエイティブにいち早く反映できます。

私は海外事業の中でも、中国の直営事業領域を担当しています。中国最大級のECプラットフォーム「天猫国際」の旗艦店※2を運用するのが、私のメイン業務のひとつです。パートナー企業である現地の広告代理店担当者と連携し、日本国内からもアプローチをしながら、ひとりでも多くのお客さまにハーブ健康本舗の商品を知ってもらえるよう取り組んでいます。
※2 複数店舗展開している小売業の中で、宣伝や販売戦略上の中核となる公式店舗のこと。
― それぞれの販路で、一人でも多くのお客さまにハーブ健康本舗を知ってもらうべく、販促を進めているのですね。普段の仕事ぶりをより詳しく知りたいのですが、海外事業というと、やはり海外への出張もあるのでしょうか?

何桜
度々足を運んでいます。ちょうど先日、3名で中国・上海へ出張に行きました。私は上海の出身で、出張時は現地で案内役をしています。
何度も足を運ぶうちに、皆さん中国でも自由に行動できる程慣れてきて、最近は私が細かく案内することも少なくなりました。アプリの翻訳機能の精度が上がり、言葉でつまづく場面も少なくなったように感じます。

山下
出張時に写真を撮ってきたので、いくつか共有しますね!今回の上海出張では、マーケティング戦略のすり合わせや関係性構築を目的に、パートナーである運用会社や販売プラットフォームの運営母体を訪問しました。また、現地のさまざまな場所を視察しながら、上海で暮らすお客さまのライフスタイルを知り、事業に生かすという目的もあります。
― 「ライフスタイルを知る」ですか?


宿泊先から街の人気スポットまで

卸先の視察を敢行
北前
海外事業では、現地で体感する情報や足を運んで得られる知見を大切にしています。交通も食事も、現地での生活スタイルに合わせて、当社の商品を購入してくださるお客さまの目線を、自分たちの実体験として知るべきです。敢えて通勤ラッシュ時に電車やバスを利用したり、人の出入りが多いファーストフード店で食事をしたりしています。

現地の日常を肌で感じる
何桜
先日の出張時も、出勤ラッシュの時間に合わせて屋台で朝食をとりましたよね。上海では、外食やテイクアウトで朝の食事を済ませるのが一般的なんです。 現地で暮らすお客さまがどのような生活を送っているのか。日本のスタイルとどのように異なるのか。海外事業メンバーと一緒に身をもって体験しました。

食事から文化を実感する
山下
実は私、先日の出張がちょうど1年ぶりの上海だったんですが、ここ1年でのインフラの変化には驚きました。AIで稼働する自動運転車があちこち走行している情景は、実際に現地へ足を運ばないと得られない情報です。電気自動車に向けた環境整備がなされており、急速に発展しているのを強く実感しました。

環境の変化や新しい価値観を経験できる!海外事業のやりがい
― 出張時のお写真、とても興味深く拝見しました。海外では日本国内の常識文化が通じない場面も多いのではないかと思うのですが、事業に携わる中で日本との違いを感じることはありますか?

北前
日本のボトムアップで稟議を通す文化とは大きく異なり、現地のスピード感の中で判断を迫られる場面が多々あります。返答を待たせると信頼関係を損ねるリスクがあるため、とにかく即状況を見極め、即判断を済ませねばなりません。現状は予算の範囲内で判断する裁量を会社からいただき、案件によっては即時の現場判断をしつつ、経営層に適宜報告をしています。
何桜
北前さんの言う通り、海外市場は環境が激しく変わる戦場です。めまぐるしい変化の中で費用対効果的に成果を出すためには、広告投資の最適化が必須ですが、国内事業と勝手が違うのもありとても苦労しています。チームメンバーが過去に実施した施策の実績を整理してくれているので、これまでの経験をノウハウ化しながら、改善に向け前進する日々です。

― 環境変化に素早く柔軟に対応するために、社内の決済体制からマーケティング戦略まで万全に整えていることが伺えます。他にもありますか?
何桜
メイド・イン・ジャパンであり、かつ高品質なものづくりにこだわった自社商品の強みを魅力的に発信するのが、私たちの役割です。クリエイティブの方針も日々アップデートしていますが、日本と中国では広告表現の法規も異なるため、他社事例やエビデンスを収集しつつ、自社クリエイティブの最適な表現を常に模索しています。
山下
表現の話題に便乗して、言葉の壁について言及させてください。中国事業に携わってはいるものの、私は中国語が自由に話せません。仕事上での言葉の壁は課題のひとつで、現地との感覚のズレを感じることもしばしばです。AIの翻訳機能を駆使して、現地のパートナーに私たちの会社の考え方や目指している事業の方向性を落とし込めるよう、コミュニケーションを取っています。

事業の成功には現地との密な連携が不可欠です。2週に1度の頻度で定例会を開催している他、毎日チャットでやり取りをしながら、何かあれば適宜時間をつくってミーティングを開いています。
接触頻度は担保しているものの、複雑な文章になるとAI翻訳でも自分たちの意図がなかなか伝わり切らないのが目下の課題です。最適な翻訳結果が生成できるよう、なるべく端的な表現に変換したり、伝わったか細かく確認したりしています。
― 言葉が通じない中でも、認識や意思を共有すべく、細やかな対応をしているのですね。お話を聞きながら、海外ならではの価値観の違いを実感するのと同時に、AIの台頭でビジネスも大きく変わってきているのだと実感しました。

― 出張時の翻訳アプリ然り、日々のチャットでのやり取り然り…ボーダーレスなはたらき方が実現できるのは、本当にすごいことだと思います。
北前
そうですね。コミュニケーションの難しさこそあれ、AIの普及により言語のハードルが低くなったことは、ビジネスにおける革新的な出来事だと思います。
世界を舞台に仕事がしやすくなったいま、海外事業に関われることが本当に嬉しいです。こんなに価値観が違うんだと日々気づき、新たな課題に直面する度に自分の経験値が更新されていく感覚があって。海外事業はやりがいと面白さしかありません。

山下
ハーブ健康本舗は会社として、グローバルブランドになることを本気で目指しています。海外展開に力を入れている会社で、世界を相手にキャリアを築ける経験は貴重です。海外事業部門の一員としてはたらけることにやりがいを感じています。いまの仕事の経験を大切にして、ゆくゆくは諸外国へのブランド拡大にも挑戦したいです。
何桜
中国のマーケットは変化が激しく、これまでの成功パターンが急に使えなくなることもざらにあります。しかし、環境変化はチャンスです。トレンドをくみ取り、AIをはじめ最新技術を積極的に活用しながら、新しい価値創造に取り組みます。直近はGEO※3など、時代に合った広告展開を考えるのが楽しいです。
※3 Generative Engine Optimizationの頭文字をとったマーケティング用語。日本語では「生成エンジン最適化」「AI検索最適化」の意。Webのサイトやページを最適化し、AIの検索結果として表示されやすくすることで、露出を増やし認知度をあげる施策を指す。

― 国を越えてビジネスする難しさを感じつつも、変化を楽しみ前進を続けるお三方。貴重なエピソードをありがとうございます!インタビューの締めに、部署としての今後の目標があれば聞かせてください。
北前
前期は新たなパートナー企業との体制がスタートするとともに、徹底的な市場調査やバックオフィス面の見直しを敢行しました。社内外の事業の土台を整え、販路拡大に向けたテスト販売も実施し、さらなる飛躍に向けた準備は万全です。期初の目標もクリアし、順調なスタートで、メンバー一同さらに頑張ろうとやる気が増しています。

中国市場の流通を安定化させ、健全な経営を維持していくのはもちろん、部署ひいては会社がさらに成長していくには、新たなチャレンジが不可欠です。いままでの商品戦略やマーケティングをバージョンアップし、スピード感をもってテスト販売を進めるべく準備しています。チームの全員でやり切り、まずは今期、会社によい報告ができるよう取り組みたいです。
世界が広がる面白さ!海外事業で新たな挑戦、自分の可能性を広げよう
ハーブ健康本舗の海外事業は、現地へ足を運び、お客さまの暮らしや価値観を肌で感じながら、世界へブランドを広げていく仕事です。現場で活躍する3人へのインタビューを通して、日々の働きぶりや海外ならではの仕事観を知ることができました。

国や地域によって文化や価値観、商習慣は異なるものの、AIによる翻訳技術の進化で、言語の壁は以前よりも小さくなっています。だからこそ今は「海外の方と関わってみたい」「知らない世界を自分の目で見てみたい」という意欲やチャレンジ精神が、何よりも大きな強みになる時代です。
現地で得たリアルな気づきを商品づくりや販促へ反映しながら、ブランドを世界へ広げていく海外事業の仕事。新しい環境や変化を前向きに楽しみ、自分自身の視野や可能性を広げたいあなたにとって、これ以上ないフィールドです。

世界を知ることは、仕事を面白くすること。そして、自分自身の可能性を広げることでもあります。世界を相手に挑戦する日々が、きっと新しい自分との出会いにつながるはずです。
2026.7.30

著者:住吉
2012年にハーブ健康本舗へ入社、以後10年近く社員として在籍。2022年2月より独立し、現在は外部の立場からハーブ健康本舗を見つめ、ブログを通じて情報発信をしている。


