お届けする商品のパッケージ、通販サイト内の詳細ページ、お客様向けのチラシやDM。

対面ではなく、電話やインターネットを通じてお客様とコミュニケーションをとる通販事業において、お客様との接点になる制作物--クリエイティブは、重要な役割があります。

今回は、特にWebクリエイティブのデザイン・コンテンツづくりを仕事にしている西村に、業務内容やはたらく想いを聴いてみました。

西村
2017年、ハーブ健康本舗に入社。Webのクリエイティブ制作から広告運用、既存のお客様向けのアプローチに至るまで幅広く従事。Webのクリエイティブ制作を支える頼れるお姉さん。

Webのデザイン・コンテンツをつくるって、具体的にはどんな仕事?

― 「Webクリエイティブ」って、なんとなくオシャレでかっこいい響きですが、実際Webクリエイティブってどのような仕事内容なんでしょうか?

西村
文字通り“Webのクリエイティブ”なので、通販事業で使用するWebの制作物すべてをつくる仕事です。具体的には、通販サイトの詳細ページだったり、新たに購入いただくお客様向けのキャンペーンページだったり、メルマガの飛び先の特設ページだったり…。

― Webページといっても、さまざまな種類があるのですね。

西村
直近だと、私は新規購入者向けのランディングページ(※)制作が主な仕事です。お客様に提供する商品がどのようなもので、誰のどのような悩みを解決するのか…まずは必要な要素を書き出し、ラフをつくります。

※「ランディングページ」とは、広告等の飛び先のページのこと。訪問者が最初に閲覧するページであるため、以下に掲載されている商品・サービスを魅力的かつ今すぐ欲しくなるように気持ちを動かせるかがカギとなります。

―  ラフ、というと、下書きのようなイメージでしょうか?

西村
そうです!お客様に伝えるべき情報を、購買心理に沿った適切な順番で読んでもらえるよう、おおまかなページの構成と中身の要素を考えます。ラフの段階ではありますが、何を伝えるかが結果を左右するのと、文字量によってはその後のデザインにも影響するので、ラフ時点である程度仕上げます。

―  ざっくり書けばOK、という感じではない?

西村
私は特にそうかもしれませんが、挿入する画像のイメージやフォントサイズなどもある程度つくりこんでラフにしています。届けたいお客様像がハッキリしているので、ビジュアルのイメージまで可視化しています。以前にラフをご覧いただいた社長が「…ん?もうページ出来とったかね?」と言われたこともあります(笑)。

―  完成度が高すぎたんですね(笑)。

西村
商品を紹介するページって、さらっと見ただけでどんな商材なのか理解できて、他社との違いや優位性が分かりやすく魅力的に伝わるものだと思うんです。実際にこれをお客様がどのような気持ちでご覧になるんだろう…と思うと、デザインのイメージも浮かんできて、結果ラフの時点でかなり作り込んだ形になってしまうところがあります。

西村
ラフをつくるときは、完成したイメージを頭に浮かべながら制作に取り組みます。商材によっては、いままでより若い女性のイメージが合うかな…とか。フォントをこの書体にすると、こういう印象が生まれるかな…とか。他社のクリエイティブをたくさん調べて、ターゲットとなるお客様が普段どういうクリエイティブをみているのか研究しながら、それに負けないよう、よりよいクリエイティブをつくっています。

― 商品に対する並々ならぬ 想いがあるからこそ、ラフの時点でかなり高い完成度が実現する。ものづくりにおけるこだわりを感じます。

西村
ありがとうございます!ラフの時点で各所に確認をもらい、問題がなければ、クリエイティブ制作チームと連携し、実際にページをつくる段階です。

―  ラフをもとに、デザイナーの精鋭部隊であるクリエイティブ制作チームが、デザインに落とし込んでくれるのですね。

西村
基本的には、ビジュアル化する部分はクリエイティブ制作チームに一任しています。クリエイティブによっては、画像素材の手配をしたり、ページ内に登場するインタスタグラマーの起用をしたりします。あとは、販促日程から逆算し、スケジュールを共有・管理して、実物を仕上げていく…といった流れです。

―  サラッと出てきましたが、素材手配やモデル起用、スケジュール管理も仕事の範疇なのですね…。

西村
やはりよいクリエイティブにしたいので、欲しい素材はちゃんと手配して揃えて、クリエイティブ制作チームに共有するようにしています。本音を言えば、素材の手配をするにあたり考慮することが多いので少し大変なのですが、 大切な仕事だと思って取り組んでいます。

「ハーブは〇〇だからクリエイティブが面白い!」離れてみて実感した会社の特徴とは

―  西村さんは2017年にハーブ健康本舗へ入社後、Webの仕事をメインにされていたのですよね?

西村
はい、入社してすぐWeb事業の部門に所属し、販促について学びながら、自社サイトのページづくり・管理の仕事をしていました。お客様向けのメルマガやブログの執筆を担当していました。

― クリエイティブの文章スキルは、当時から磨かれていたのですね。

西村
その後は部署異動もありつつ、自社サイトへの新商品ページ追加や、公式LINEの立ち上げ〜施策運用に関わるなど、色々な経験をつみました。

― 施策運用ということは、販促寄りの仕事が増えてきた?

西村
そうです。2019年に『モリモリスリム フルーティー青汁』の窓口担当として、広告運用をしていた時期がありました。当時は、運用した結果を数字で追いかけつつ、改善が必要なクリエイティブを随時つくって出稿するのを繰り返していまして。

― つまり、クリエイティブを作りつつ広告運用するという、二足の草鞋を履いていたと…大変だったのではないですか?

西村
正直に言うと大変でした(笑)。ただ、お客様に本当に喜ばれる、結果を出せるクリエイティブをつくる上で、数字を追いつつ制作に取り組む経験は、非常にちからになったと感じています。ご指導を頂きながら、最終的にはモリシリーズの『モリモリスリム ラズベリー風味』『黒モリモリスリム』『モリモリスリム ほうじ茶風味』3品の運用担当を任せて頂きました。

― Web事業の頼れる存在として当時から活躍されていたのですね!

― そんな西村さんですが、ハーブ健康本舗から離れてお仕事をされていたことがありましたよね。

西村
はい。家庭の事情があって、会社に相談の上、ハーブ健康本舗から離れて仕事をする道を選びました。 その時期はハーブ健康本舗のお仕事もリモートでいただきつつ、他社でもWEBクリエイティブに関する業務に携わっていました。

― 実際に他社と仕事をしていた西村さんだからこそお伺いしたいのですが、ハーブ健康本舗ではたらくことについて、率直にどうお考えですか?

西村
ハーブ健康本舗から離れてクリエイティブの仕事をする中で、商品に対するこだわりや優位性の大切さを実感したんです。

― 商品のこだわりや優位性ですか。

西村
Webのクリエイティブをつくる上で、手にとって頂きたい商品やサービスについて、ターゲットとなるお客様のどのような悩みをどのように解決するか。商品コンセプトをいかに分かりやすく魅力的に伝えるか。ここがクリエイティブを目にしたお客様に伝わるかが肝になります。

西村
そのためにも、会社がものづくりにどのようなこだわりがあるのか。デザインにどのようなメッセージが込められているのか。似たような商品と何が違うのか。商品・サービスの優位性が重要です。しかし、現実問題この優位性を出すのに、どこの会社も苦労している実態を目の当たりににしました。

― なるほど。確かにいまの世の中、似たような商品やサービスは溢れるほどありますよね。

西村
他社の仕事をしながら、私自身も優位性を見つけるのに苦労した経験があります。この点で、ハーブ健康本舗の商品はかなりパンチがあります。

西村
特徴が際立っていて、コンセプトが明確だから、クリエイティブをつくっていて楽しいと感じます。

― 面白いお話だと感じました。商品開発時のこだわりは、もちろん商品そのものの価値を高めるものである一方、その商品を届けるためのクリエイティブにもつながるのですね。

西村
ハーブ健康本舗では、商品ひとつにつき一冊の「商品詳細資料」というものが作成されます。この中には、商品のコンセプトや他社品との優位性、使用している素材・成分の詳細まで、事細かにまとめられています。

西村
商品開発のメンバーがこの資料を作成し、全社員に共有してくれるのですが、これがクリエイティブの基礎となるかなり重要な資料となります。商品の魅力を余すことなくクリエイティブに落とし込む文化が、ハーブ健康本舗の強みであり、仕事の面白さだと考えています。

商品の魅力をクリエイティブで伝える。ハーブのWeb制作はさらに進化していきます

ハーブ健康本舗での在籍期間が長い西村。Web事業に関するさまざまな仕事を経験する中で得た知見を、現在のWebクリエイティブ制作に活かして活躍している姿が印象的でした。

また、西村の話から、ハーブ健康本舗が強みとして掲げている「商品力」を、商品開発とは別の視点で感じることができました。

競合ひしめくWebの世界。その中で、まだ見ぬお客様へ価値を届けられる、キラリと輝く存在であり続けられるよう、これからも精進してまいります。

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執筆:住吉泰地(すみよしだいち)
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