はじめに -クレド(行動指針)の真価を問う-

世に存在する会社の数だけ、方針や理念、価値観が存在します。朝礼時に大声で読み上げたり、書き取りテストを実施したり…会社の考え方を浸透・遵守させようとする取り組みはどこの会社でもやっているのではないでしょうか。

かくいうハーブ健康本舗(以下ハーブ)にも、社員が常に意識するよう定められた価値観・行動指針--通称『クレド 22ヶ条』というものが存在します。会社からはしっかり覚えるよう指導されるのですが、クレドはあくまで “行動”指針。行動して成果を出さないと、クレドの存在意義がなくなってしまいます…。

ならば、実際に指針通りに行動して、今まで出来なかった事に挑戦し、その成果を見てクレドの真価を問おう!… そんなノリと勢いで行動指針の真価を問うべく、60km以上の山道レース完走に向け行動指針に沿って練習を重ね、3月に無事完走を果たした住吉(詳しくは「67kmの山道…過酷なレースに“会社の行動指針”を信じて挑んでみた」を参照)。そんな彼の挑戦から早3ヶ月…ここにもう一人、成し遂げたい成果のため、クレド実践企画に挑戦する社員がいます。

【目標は高く明確に】目標は数値化して高く設定し、第三者が見ても分かるレベルに明確にする

夢を実現するには、その夢を強くイメージして目標を明確にすることが第一歩です。「なれればいいな」ではなく、理想の状態を強くイメージし、それを絵に描けるレベルにまで明確にします。何を、どんな方法で、いつまでに、どれだけの結果を出したいか、数字として表現できるものは、すべて数値化して高く設定し、目指す目標を第三者が見ても分かるレベルに明確にします。

クレド 第6条
[目標は高く明確に]より

今回クレド実践企画に挑戦するのは、経営企画に所属している瓜生です。以前、経営企画の仕事について紹介した記事に登場してもらいましたね。

休日は子煩悩なお父さんの顔をもつ瓜生。彼の息子さんは現在小学生なのですが、「亀山リトルファイターズ」という地元のソフトボールチームに所属し、野球の練習に明け暮れる毎日を過ごしているのだそうです。瓜生自身も野球が好きで、プライベートでは他の保護者の方たちと一緒に、所属チームの練習コーチとして指導をしているのだとか。

創部30年を超え、これまでに
約200人の小学生を育ててきた
名門ソフトボールチームです

そんな瓜生が何とかして達成したい目標というのが、 亀山リトルファイターズの悲願でもある『リーグ優勝』

瓜生
やるからには優勝してほしい!というのが親心なのですが、実はなかなかハードルが高いんです。リーグ内には近隣の小学生チームが4チーム属しているのですが、1チームものすごい強豪チームがいまして…。ピッチャーの子が体格もよく鋭い球を投げるエースで、なかなか点が取れないんですよね…。

この強豪チームとは、過去対戦したこともあるのですが、2回対戦して2回とも負けてしまったとのこと。1回目は1点も取れず完敗、2回目は6対1と大差で負け、とても悔しい思いをしたそうです。

瓜生
初回の対戦時は、手も足も出ずに1安打完封負け。その一安打もボテボテの内野安打で、まともな当たりは1個もありませんでした。実力差的になかなか厳しい戦いですが、高い目標に対して真摯に取り組み、チーム一丸となって頑張れるよう指導していきたいと思っています。

狙うは優勝!
絶対勝ちたい!!

ということで、リーグ優勝という高い目標に向け、クレドを意識して練習指導に取り組んでもらいました。

ちなみに4チームのリーグ戦で、1つのチームとの試合数は8回。リーグ戦で優勝するための戦績を具体的に聞いてみたところ、「強豪チームに4勝4敗」「その他のチームには8勝負けなし」が条件になりそうとのこと。強豪チームにどこまで食らいつくか、また他チームとの試合でどれだけ安定して実力を発揮できるか…このあたりが鍵となります。

【逆算のプロセス設計】目標達成のためのプロセスを逆算して、具体的に設計する

目標を立てて次にやることは、結果思考でプロセスを設計することです。結果思考とは、将来実現したい理想の状態を明確にイメージし、それを実現するまでのプロセスを、理想の状態から逆算して設計し、今やるべき事を具体的にして対処する方法です。目標を明確に立てたら、必要な要素をすべて書き出し、優先順位を考えて、いつまでにそれぞれの要素を完結させるかを決定します。

クレド 第7条
[逆算のプロセス設計]より

高い目標を設定した後は、目標達成に向けたプロセスを組みます。リーグ優勝の大きな課題となるのが「強豪チームにいかにして打ち勝つか」。次回の直接対決に向け、7月末までのスキルアップを目指し、練習メニューを検討することにしました。

瓜生
大きく2つのポイントがあるように感じています。1つは、得点チャンスを増やし、総得点を増やすこと。もうひとつは、どんな状況でも冷静に判断できる力を養い、翻弄された結果の失点を減らすこと。これを意識し、じっくり練習時間を確保できる土曜日の練習メニューを見直しました。

土曜日は基本的に
13時から18時まで練習しています

負け越している現状を覆すべく、瓜生が考案したのが下記2つに絞った練習メニュー。

速球対策
…マシンを使いスピードの速い球にも対応できるよう、出どころとリリースポイントをきっちり揃えてバッティング練習。 カッ飛ばせなければ始まらない。
セーフティバント練習
…得点を稼ぐには、打てない時に何とか塁に出る工夫も必要。

瓜生
練習メニュー自体は無限にありますが、強豪チームに勝つことを想定し、いまのチームの力で本当にやるべきことに絞ると、この2つがベストだと判断しました。

打つべきところで打つ!
そのための練習メニューが必要

試合までの期日がある以上、なんでもかんでも練習メニューをこなせるわけじゃない。洗い出した練習メニューに対し、どのメニューが結果(=強豪に打ち勝つ)に直結するのかを考え、優先順位をつけて7月末までのメニューとしました。

【チームワークを重視】メンバーと「切磋琢磨」し「チームワーク」を重視する

チームメンバーは、理念とビジョンを共有する仲間です。仲間とは、共に競い合い、励まし合ってお互いを高め合う「切磋琢磨」の関係を築き、「チームワーク」を重視して仕事をします。また、チームの目標と、チームにおける自分の役割や責務を、常に意識し、お互いの強みを高め合い、弱みを補完し合って、チームとして相乗的な力を発揮できるチーム体制を構築していきます。

クレド第14条
[チームワークを重視]より

速球対策とセーフティバントの練習に加え、実戦形式の練習もメニューに組み込みました。

瓜生
ゲーム形式の盗塁・走塁練習で、どんなことがあってもホームに帰る、と強く意識づけたり、点を取られないよう守備力を固めたり、力みすぎずに程よい力加減で試合に臨む感覚を覚えたり…実践で学んでほしいポイントは多々あるのですが、一貫して「チームワークを培う」という意識をもってプレーしてもらおうと考えています。

個人競技と違い、ソフトボールはチーム戦。試合の要所で、自分の役割や責務をしっかりと果たし、共通の”勝利”という目標に向かってチームワークを発揮する必要があります。実戦形式の中で、自分だけでなくチームメンバーの動きにも気を配り、いかにチームとしての力を高められるか、が結果に大きく影響します。

また、子どもたちだけでなく、保護者の皆さんがチーム一丸となることも重要だと語る瓜生。

子どもたちの勇姿に
大人も熱い視線を送る!

瓜生
卒部生の親御さんにお願いして防球ネットを作ってもらいました。効率的に多くの練習を同時に行うためには、小学生相手の場合は大人の助けが必要です。土曜日は多くのお父さんが手伝ってくれるので、助かっています。

【適切な判断を速くする】全体最適の観点で、「適切な判断」を速くする。そのために「広い視野」を身につける

物事の一部だけを見て判断せず、視点を高くして全体を眺め、全体最適の観点から適切に早く判断ができるようになるよう、「広い視野」を身につけます。視野を広げるには、専門分野の(様々な媒体、機会、人、読書)からの情報収集に加えて、周辺分野の情報収集が欠かせません。収集した情報の「質」と「量」、そして「経験」が考え方のベースを作り、視野を広げるのです。

クレド第11条
[適切な判断を速くする]より

実戦形式の練習で培われるもうひとつの要素が「判断力」。試合の流れを把握し、自分がやるべき最善の手は何か、適切な判断が勝敗を左右します。また、判断が遅いと大事な場面で動けなくなってしまうことも…。

瓜生
実戦形式でうまくいかなかったときは、状況再現をするように心がけています。巻き戻して同様のケースのプレーを復習し、「こういう時はこんな風に動くと良いんだ!」と理解しながら動けるようになってほしいと考えています。

実戦形式でのポイントを
子どもたちにフィードバック

また、まさに瓜生の立場であるチームの指導者というポジションは、高い視点から状況を把握し、中長期的な成長と全体最適の観点から、チームへの指示を適切に行うことが求められます。

瓜生
よく社長から「経営者視点で仕事をする」よう口酸っぱく言われていますが、いまの自分の立場でも生かされるように感じますね。目の前の課題だけでなく、優勝という目的に向かって、適切に指導・練習の指示をしていきたいです。しっかりと情報収取もやっていこうと思います。

・・・

今回はここまで!次回は本格的に練習の段階へ。瓜生は息子たちに勝利をもたらすことが出来るのか…こうご期待です。

※記事内で亀山リトルファイターズ ホームページに掲載されている写真を使用しています。

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