新しく入社した社員を受け入れる際に、多くの企業が入社後研修やレクチャーを実施しています。

企業文化や業種によりやり方は様々。業務に関する資料を用意したり、専任でサポートする先輩社員がついたりする研修もあります。初めての職場でうまくやっていけるか…期待と不安の中で受講する入社後研修。どんな内容なのか、やはり気になるものです。

今回は、ハーブ健康本舗の元社員であり、現在はフリーランスで働いている筆者が、ハーブ健康本舗の新入社員に扮し、入社後の各種研修やレクチャーを受講してみました。

★筆者紹介★

住吉泰地(すみよしだいち)
2012年にハーブ健康本舗へ入社、以後10年近く社員として在籍。2022年2月よりフリーランスに転身。元社員と言えども、入社当時と研修内容がまったく違う内容なので、新鮮な気持ちで受講します。

全部で10種類!ハーブ健康本舗の入社後研修の実態

本来は部署内での仕事も並行し、2週間ほどかけてじっくり行う入社後研修ですが、今回は1日にギュッと凝縮して受講します。

①1日の流れ、社内備品や設備に関する説明

入社初日。まずは1日の流れを教えてもらい、その後社内の備品や設備に関する説明を受けます。

オフィス公開の記事でもご紹介したのですが、ハーブ健康本舗の事務所は「Herb a good time -いい時間をつなげましょう!-」というコンセプトのもと、1階のエントランス、3~5階の勤務・休憩スペースで構成されています。

階が分かれており、最初の内はどこに何があって、誰が仕事しているのか、把握が難しい…。そこで、入社後最初のレクチャーで、一通り社内を見回りながら、必要な備品の在処や各部門の勤務スペースがどこにあるかを教わります。

共用の流し場や冷蔵庫、自販機など、設備が充実!使用する上での最低限のルールがあるので、併せて教えてもらいました。

②e-ラーニングツールに関する研修、自己紹介シート

ハーブ健康本舗の研修は、WEB上での資料共有や研修動画の視聴など、WEBを利用し進めるものが多くあります。各研修の進行に使用しているe-ラーニングツールは先に使い方をレクチャーされ、その後の研修に活用します。

併せて、e-ラーニングツールで共有される自己紹介シートについてもこの場で説明を受けます。人数も増え、かつコロナ禍で大人数の集まりが難しい中、同じ会社のメンバーの人となりが分かるようにと、自己紹介シートを作成・公開するようになりました。

以前に自分が作ったシートも出てきました…なんかちょっと若い気がする!(笑)

改めて覗いてみると、他部署に共通の趣味をもったメンバーがいたり、意外な特技をもっていたりと、興味深い内容が垣間見えます。

③会社の基本的価値観に関する研修

会社の基本的価値観を理解することは、組織が一枚岩の状態で前進していくのに重要だと考えているハーブ健康本舗。企業理念やビジョン、クレド(行動指針)、人事理念などについて、文面はもとより、設定した目的や価値観ごとの違いについて学びます。

基本的価値観を整理し紹介している『理念・ビジョン・クレド研修』、会社内でキャリアアップするためのポイントや評価制度を解説した『キャリアアップ研修』、働く上での心構えに触れた『マインドセット研修』の3種類があります。

図解を交えた資料が用意されており、e-ラーニングツールからダウンロードして参照します。併せて、資料の流れに沿った研修動画も用意されており、音声での説明とセットで勉強します。

以前は研修での理解度を確認するために穴埋め式のテストを実施していましたが、最近やり方を変更し、研修後にレポートを提出するようになりました。レポートが書けるレベルで理解を深めようと、じっくり視聴…。

※よければ以前公開したテスト廃止とレポート導入の経緯記事も是非ご覧ください!

余談ですが研修動画の一部に私も出演しております。

自分で自分の解説を聴くのは変な気持ちでした(笑)。

④通販概要に関する研修

お客様の「美と健康」をサポートする自社オリジナル商品を企画開発し、通信販売で全国のお客さまにお届けしてきたハーブ健康本舗。通販事業は横に長い組織体で、商品開発・販促部門・カスタマーサービス・管理・出荷・システムに加え、会社方針を決める経営企画、運営を支える総務や人事などの一連の部署が連携して初めて成り立ちます。

現在の組織図を見つつ、どのような部署が関わり、どのような流れでお客様に商品やサービスを提供しているのか。通販概要のレクチャーで、通販事業全体の流れを理解します。

会社全体の動きを可視化して学べるので、通販業界が初めての方でも安心。また、自分が所属する部署が会社においてどのような役割を果たすのかも理解できます。

⑤販売している商品に関する研修

通販事業の会社の根幹ともいえるのが、お客様にお届けする商品。こちらも入社後にレクチャーの時間が設けられています。

現在、お客様にご案内している商品は50種を越えており、商品のひとつひとつに「商品詳細資料」があります。この資料は商品開発の部署メンバーが開発業務と並行して作成している、商品のあらゆる情報が詰まった濃厚な資料

具体的には、該当商品の開発経緯、商品のコンセプト、想定しているお客様像、そのお客様が抱える悩みと本質的な原因、商品が解決できる根拠、他社品にない商品の魅力、飲用時の注意点やよくある質問のQA、原材料の情報…。ザッと挙げるだけでも、そのボリュームを想像いただけるかと思います。

お客様に商品をお届けする以上、商品への理解は必須。入社後のレクチャーの時間で、この詳細資料や研修動画により、商品知識を理解します。

資料による独学に加えて、商品開発に所属しているメンバーに直接質問できる時間もあるので、商品知識を一段と深めて業務にのぞむことができます。

商品だけでなく、法規に関する研修もあります。通販事業に関わる「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法|旧 薬事法)」や「景品表示法」といった法規も、品質管理・法務の部門メンバーがつくった分かりやすい資料があり、知識を深められます。

⑥企画マニュアルの研修

特に企画部門や販促部門を対象に、業務を推進したりマーケティングを成功させたりするのに必要な知識・考え方を集約した「企画マニュアル」も存在します。

代表の永松がひとりで起業した経験や勉強した知識を詰め込んだ企画マニュアル。通販ビジネスの基礎知識、プロのマーケッターが持つべき心得、売れる商品の開発や企画・ライティングの要点、折衝交渉のコツまで、幅広いジャンルでまとめられています。

印刷するとファイルのバインダーが壊れるほどの厚み!(笑)一冊で得られる情報量の多さが特徴的です。

かなり細かく資料化され、業務に活かせる点も多い本資料。日々の業務をルーティンでこなすだけでなく、自ら考え行動し、結果を出せるプロ人材を育成したい、という代表の想いが込められています。

1日で読み込むにはボリューミーで大変…。毎日少しずつ読み返して勉強するのが良さそうです。

⑦社内制度やルール、進行中のプロジェクトに関する研修

80人を越える組織規模になると、意思の疎通が難しくなる場面も増えます。ハーブ健康本舗では、気持ちよく業務を推進していく上で必要な社内制度やルールがいくつかあります。

こちらも資料で一覧化されており、資料をもとに説明を受けます。

社内制度やルールの説明に加えて、進行中のプロジェクトについても説明が実施されます。通販事業は1つの部署で完結する事案が少なく、部署連携してプロジェクトを進行することが多々あります。部署をまたいでのプロジェクトは、入社したばかりのメンバーでは把握が難しいので、現在進行中の案件を説明する時間を設けています。

WEB化された資料も並行して確認しつつ、会社の現状を把握…。

⑧経費の使い方、PC・電話の使い方研修

部署で仕事をする上で、時には経費が発生する場面もあります。経費については入社後にレクチャーの時間があり、経費の申請方法や使用する上での最低限のルールなどを教わります。

加えて、会社から支給されるPCや、急ぎの連絡時に活躍する社内の電話子機も、使い方のレクチャーを受けます。共有されるフォルダや来客対応の内線など、丁寧に説明してもらいます。

私も元社員ではありますが、電話子機は全然使いこなせません…。

電話帳の機能ってこう使うんだ…と今さらながら気付く。

⑨集荷・荷受け、来客対応の研修

バックオフィス部門のメンバーは、会社から荷物を発送したり、配達業者から荷物を受け取ったりする場合があります。入社後全員が受講、という訳ではありませんが、集荷・荷受けの対応も一通り研修を実施しています。

併せて、商談等で来社されたパートナー企業様への接客や応対も、ハーブ健康本舗としてどのようにやっているのか教わります。

お席へのご案内やお茶出しなど、社会人のマナーとしての必須科目ではありますが、いざという時に案外出来なかったりするもの。

中には会社独自のルールでやっているところもあるので、いったん自社のやり方をきちんと伝える時間を、入社後研修の一環で設けています。

⑩部内オリエンテーション

並行して、各部署での研修も進行します。入社後はオリエンテーションとして、各部署の役割やミッション、具体的な業務内容について説明を受ける時間があります。

今回は経営企画のオリエンテーションを受けました。

会社全体の動きを把握し、中長期的な戦略を立て、各部の具現化を支える経営企画。資料をもとに、どんな取り組みをしているのかを教えてもらいます。

自分が所属する部署は、業務する上で最も関わりが密になる場所。自身が求められる役割や必要なスキルを理解する上でも、オリエンテーションで責任者とコミュニケーションをとり、今後の業務推進のスケジュールを把握します。

尚、部署内での研修は各部署の責任者に委ねられており、各部の状況や業務内容に応じて異なります。部署オリジナルの研修資料をもとに説明を受ける場合もあれば、早い段階で実務にあたり、先輩社員からフィードバックを受け経験をつんでいく場合もあります。

1日体験してみての感想

一部簡略化した部分もありましたが、とりあえずハーブ健康本舗の入社後研修を一通り受講しました。

さすがに疲れた…。本来はちゃんとスケジュールが引かれ、2週間かけて適切な配分で研修を受講できますので、ご安心ください!

元社員ということもあり、内容は理解しているつもりでしたが、改めて振り返ると研修のボリュームや手厚さに驚きました。かなり懇切丁寧に説明がなされており、業界未経験でも安心して取り組める環境が整備されていると感じます。

また、入社後研修とはいえ、本格的に業務が始まった後も使える資料が多いという気付きもありました。繰り返し勉強に使える資料が充実しているハーブ健康本舗の環境は、学びたいけど独学での勉強方法が分からず困っている方だと、特に魅力的なのではないかと思います。

今後とも、ハーブ健康本舗の知られざる内情を調査し、本ブログを通じてご紹介させていただきたいと思います。引き続きのご愛読、どうぞ宜しくお願いいたします!

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執筆:住吉泰地(すみよしだいち)
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